原宿

表参道

原宿・表参道エリアの新たなランドマーク・文化発信拠点として、神宮交差点に誕生する商業施設。

東急プラザ原宿
「ハラカド」

代官山

代官山駅至近で「職・住・遊 近接の新しいライフスタイル」を提案する2棟の複合施設。

Forestgate 
Daikanyama

桜丘

まちの回遊性を高める渋谷の新たな玄関口となる、「働・遊・住」を兼ね備えた大規模複合施設。

Shibuya 
Sakura Stage

代々木公園

東京都初のPark-PFI事業として、代々木公園と渋谷・原宿を有機的につなぐ公園づくりプロジェクト。

代々木公園
Park-PFI計画

去る9月21日・22日に、東急プラザ原宿「ハラカド」（以下、「ハラカド」）と東急プラザ表参道「オモカド」（以下、「オモカド」）が合同で「カド祭り」を初開催。商業施設の枠組みを超えたコンセプトと強烈なパフォーマンスは、現地に訪れた来場者はもちろん、この場所で働くクリエイターからも大きな反響を呼んでいる。「カド祭り」発起人のひとりであるクリエイティブディレクターの大木秀晃さん（株式会社OOAA）へのインタビューと共に、当日の模様を振り返っていく。

Official HP

子どもの頃の夢は、テーマパークをつくること。ただ、文化的なことが好きで文系を選択したため、文系から建築や街づくりに携わるためにSFCへ進学。専攻は、空間とメディア。その両方に関わる広告業界を選択。博報堂、博報堂ケトルを経て、2020年独立。「商品」につける「おまけ」、「イベント」を「CM」に、「コミュニティ」の「ラジオ」、「お祭り」を「世界に」、など三つ子の魂百まで「リアル」を「メディア」にすることに一日の長がある。興味は、アイデアがどこまでレバレッジするか。座右の銘は、「言ったことしか実現しない。」口癖は、「例えば、極論」

クリエイティブディレクター／株式会社OOAA代表

大木 秀晃

2024年4月17日オープン。これまでさまざまなカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーや、SNSを通じて誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景を踏まえて、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」をコンセプトとしている。

東急プラザ原宿「ハラカド」

日本のファッション・カルチャーの歴史に大きな影響を与えてきた表参道・原宿エリア。2012年からその中心地に立つ本施設には、ファッション・カルチャーの情報発信拠点にふさわしいテナントに加えて、明治神宮の森や表参道のけやき並木といった緑が多い環境を承継した屋上テラス「おもはらの森」を設置している。2024年に東急プラザ原宿「ハラカド」が交差点を挟んだ対面に誕生するのに合わせて、「東急プラザ表参道原宿」を“東急プラザ表参道「オモカド」”に改称。神宮前交差点を挟む2館が連携することで、周辺エリアのさらなる魅力向上を図る。

東急プラザ表参道「オモカド」

第1回「カド祭り」特集

ハラカド／オモカドが共創した初のイベント
「カド祭り」が祝福する多様性と、原宿の曖昧さ

<h3 id="hd70d888932">出会いと共創が生まれる“空き地”のような遊び場</h3><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b977a71231164f7d9fa1d66e148e554a/_5_B9744.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>フロアの中心につくられたイベントスペース「404 PARK」。レイアウトを変えることで多様なイベントに柔軟に対応する</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b3e7a24848c6432a8b8866a4c4c4acea/sub8.png" alt="" width="2048" height="1734"><figcaption>404 Not Found エリアマップ</figcaption></figure>「<a href="https://www.404shibuya.tokyo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">404 Not Found</a>」は、イベントスペースである「404 PARK」と、物販とカフェが融合した「404 STORE」、最新の設備が揃う配信スタジオ「404 STUDIO」、そしてキッチン＆レストランスペースの「404 KITCHEN」で構成されている。そのコンセプトは「渋谷の空き地」だ。そこに込めた思いを織田氏はこう説明した。「渋谷はいろんな文化が混ざり合って新しいものが生み出され、積み重なってきた場所です。異質なものが許容されてきた、懐が深い街なのだと思います。だからこそ渋谷の再開発のラストピースとも言われるこのエリアには、あえてちょっとカオスを生み出すような空間＝“空き地”があってもいいんじゃないかと。昔は特に約束しなくてもなんとなくみんなが遊びに行くような空き地が、色んなところにありましたよね。空き地でたまたま集まった人同士で遊んだり、一緒に遊んでいるうちにその日だけのルールができたりして、日が暮れるまで夢中で遊んだりする。それが私たちの空き地のイメージです。404 Not Foundも、運営側が完璧に遊び場を用意するのではなく、来た人が自分たちであそびを生み出し、出会い、そこで何かが始まる。そんな場所を目指しています。」<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/9a43233598a64b6c90b614b533c768a8/_5_A4583.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>織田笑里氏（一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 監事／404 Not Found ジェネラルマネージャー） </figcaption></figure>多様なジャンルのクリエイターが創作活動を行い、作品を発表する場となる「404 Not Found」は、クリエイターと社会との接点となり、つくり手と買い手が出会う場にもなる。さらにその出会いから関係性が育まれ、新たな創造につながっていく可能性もある。イベントスペースの「404 PARK」には大型のLEDビジョンが設置されており、イベントやワークショップ、記者発表など多様な用途を想定している。企画に応じて自在に空間を仕切ったり、照明の色調や光量を調整することも可能だ。取材当日はピクセルアートの学校『The Pixel School』が開催されており、大型ビジョンを使ったピクセルアーティスト APO+氏の講義に受講生らが耳を傾けていた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/76db19c7675549e09bc19503ae12b3e9/_5_A4762.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>「あそび」と「まなび」を兼ねた新しいスタイルの学び場『The Pixel School』。リモートでの受講やアーカイブ配信の観覧もできる</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0da5a5f402c2449883ef9a87496a33dc/_5_A4682.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure><h3 id="h41b1f49773">遊び場が叶える創造、発信、コミュニケーション</h3> 「404 PARK」の隣は物販とカフェのスペース「404 STORE」だ。オープニングイベントと関連した「GEEK MARKET」のコーナーにはボードゲームなどのアナログゲームが並び、個性あふれるクリエイターたちのキーホルダーやアクセサリー、バッグなどのアイテムも販売されている。カフェは来場者たちの交流の場でもあり、ドリンクを片手にテーブルに置かれたゲームを自由に楽しむことができる。取材日には、入口でファッションデザイナーのTyler．氏が2日間限定のリメイクショップをオープンしており、来場者とコミュニケーションをとりながら持ち込まれた服にリメイクを施していた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/a6c56ad6c52340cdb84dfa207fe4eccd/_5_B9601.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>カフェと物販のスペース「404 STORE」。テーブルでは販売しているゲームを試遊することができる</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/caa6ce21f3b148bd9cbf044ae6afdb17/_5_A4768.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b35be76fe49d4dccb261f8af13dd5a0b/_5_A4727.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>クリエイターたちのショップであり、作品やゲームを通じて交流が生まれる「404 STORE」。ファッションデザイナーのTyler．氏によるワンポイントリメイクショップが開催されていた </figcaption></figure>同フロアにある「404 STUDIO」は、音声コンテンツや動画コンテンツの収録および生配信ができるスタジオだ。様々なスタイルのレコーディングや番組制作に対応可能なプロフェッショナルな最新の機材が導入されている。すでにラジオの公開収録やゲームコンテンツのライブ配信でも利用されており、「404 PARK」の大型ビジョンを使った中継放送など、スタジオ内だけで完結しない幅広い活用が進められている。今後はクリエイターの配信へのアドバイスや企画の支援も行われていく予定だ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/2fbf8c71392c4004a005f43e7e9022df/_5_B9585.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>最新のレコーディング・配信機器が揃った「404 STUDIO」。クロマキーセットを使った制作にも対応している</figcaption></figure>そしてフードクリエイターが新しい食の可能性を模索する場として設けられたラボキッチンが、「404 KITCHEN」だ。まだどこにも存在しないお店を1日限定でオープンしたり、新商品をプロモーションしたりと、使い方は可能性に溢れている。クリエイターや来場者が食を通じて交流し、新しい食のカルチャーが生み出される場として展開されていく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/d4e0bd0acede41d1978a59c621cf6332/404%20KITCHEN.jpg" alt="" width="1982" height="1316"><figcaption>キッチンをぐるりと囲むU字カウンター。あちこちでコミュニケーションが生まれる「404 KITCHEN」（写真提供：404 Not Found）</figcaption></figure><h3 id="hf3c167f4e8">全てのインディークリエイターに向けた会員制度「CLAN」</h3> インディークリエイターの遊び場として、幅広い領域のクリエイションを支援する機能を備えた「404 Not Found」。クリエイターの作品を目当てに訪れる来場者もいれば、通りがかりにゲームを見つけて遊び始める家族連れやカップルなどもいる。子どもから大人まで、あらゆる年齢層が思い思いに過ごすあそびばが醸し出すのは、何か面白いことが起きそうな、未知の未来への期待感だ。織田氏の話からは、その企画と運営を担う渋谷あそびば制作委員会が、予想外の出会いや偶発的なコラボレーションを面白がりながら場をつくりだしていることが伝わってきた。「そもそも渋谷あそびば制作委員会自体が、“インディー魂”を持つ人たちの集まりなんです。渋谷に新しい商業施設をつくるという時に、これまでの商業施設で当たり前だったルールや慣習の意味を改めて考えてみるというところから始めました。何かを決めるまでにかなり時間がかかることもありますが、面白いことのために苦労することは厭わない。そんなメンバーばかりです。私たちに限らず、実は予定調和なものに飽きている人は一定数いると思っていて、そういう人たちがそれぞれの強みを掛け合わせたら、爆発的な原動力が生まれるかもしれない。そうなったら本当に面白いことが起きそうだと私たちは考えています。そのための設備や仕組みが整ったあそびばが渋谷にあったらすごいよねと。「404 Not Found」にはいろいろなジャンルのクリエイターがアイデアを試し、それを形にできるアセットが用意できたかなと思っています。」<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/cca65f0d42ce44daa7954d51c48d3649/_5_A4466.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>アクリルレジンアーティストのKAE氏による「404 Not Found」オリジナルキーホルダー。数量限定で「404 STORE」にて販売中</figcaption></figure>現在、渋谷あそびば制作委員会では、「404 Not Found」を一緒に盛り上げていく仲間となる「<a href="https://www.404shibuya.tokyo/clan/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">CLAN（クラン）</a>」を募集している。CLANとは、ビデオゲームの世界で一緒にプレイする集団のことを指す表現だ。「404 Not Found」では3タイプのCLANのつながりから、ジャンルを跨いだ共創やコラボレーションの実現を目指している。インディークリエイターや学生、会社に勤務するクリエイターなどに向けたクリエイター会員サービス「CLAN MEMBERS」は、ひと月3ドルで「404 Not Found」の施設利用やオンラインコミュニティでのメンバーとの交流、新しいコンテンツづくりへの参加などの特典が得られる。自身の成長や別のジャンルのクリエイターとの出会いを求め、新たな表現を模索し挑戦したいクリエイターのためのサービスだ。「何かを生み出したいという人はみんなインディークリエイター」と織田氏はいう。「年齢や社会的な立場に関わらず、独立志向があり自分で創造したいという思いのある全ての人をインディークリエイターと捉えています。そういう人たちが自分の好きなことを追求したり、領域の異なる仲間と出会って、一人ではできないことを一緒にやり遂げたりする場所を、CLANのつながりを通じてつくりたいと思っています。」<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/252f998e284040dd9e1f08758c5738c1/sub2.jpg" alt="" width="1437" height="921"><figcaption>会員申し込みは「404 Not Found」の公式WEBサイトから可能</figcaption></figure>そしてそんなクリエイターを応援するとともに、クリエイターとつながりを持ち、共創により未来をつくり出したい企業や自治体などの会員は「CLAN PARTNERS」と呼ばれる。「CLAN PARTNERS」には、クリエイターとのマッチングや「404 Not Found」でのイベント開催などのサービスがあり、そうした組織の新しい試みの場としても機能していく。さらに「CLAN EXPERT」として、「404 Not Found」の想いに賛同するプロフェッショナルなクリエイターやアーティストが参画している。幅広いフィールドで活躍する「CLAN EXPERT」との出会いや交流のチャンスも、この会員制度のメリットだ。<h3 id="h264d1e4bba">出かける理由であり居場所となる新たなカルチャーシーン</h3>この夏スタートしたばかりの「404 Not Found」。すでに多くのクリエイターが訪れ、自然発生的に生まれる活動やイベントもあるという。7月25日からのオープニング企画として開催されたゲームイベント「<a href="https://www.404shibuya.tokyo/event/404-game-show/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">4●4 GAME SHOW -feat.BitSummit RoadShow-</a>」では、インディゲームの展示や試遊などが行われたが、同時にストリートパフォーマーたちによるパフォーマンスや、ものづくりをするクリエイターの出店もあり、それぞれのコンテンツへの来場者が混ざり合い、ジャンルの壁を越えた交流があちこちで生まれていた。一見カオスのようにも見えるその遊び場の状況こそが、渋谷あそびば制作委員会の理想像であり、そこに対する思いを織田氏はこう表現した。「多くの人が無意識のうちにいろんなものをカテゴライズして、その枠の中で自分の居場所を決めてしまいがちです。でも本当は違うと思っていたジャンルでもすごく共通点があったりする。自分で枠をつくって区切ってしまっているために出会えていない人が世の中にはおそらくたくさんいて、そういう人たちが出会える場所が404 Not Foundだったらいいなと思います。ここに行けば自分の表現を人に伝えられるかもしれない、ここで何かやりたい、という思いで集まってくれる人たちと一緒にこのあそびばをつくっていきたいですし、そう思う人が増えていくことを期待しています。」<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1a6cae6b810842c3b4c6a8ff1f0e94dd/_5_A4775.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>入れ替わり立ち替わり人が訪れる“変わったコントローラー”で遊べるmake.control JAPANによるゲームの数々。オープニングイベントでの盛況ぶりから「404 PARK」に常設されている</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/6d3e7adac77d425f86a7ca06f5f92c55/_5_A4671.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>今後は様々なオリジナルコンテンツのリリースを予定している「404 Not Found」。すでにスタートしているwebコンテンツや動画コンテンツに加え、音声コンテンツの公開が予定されている。施設のコンセプトと同様に、こうしたメディアを活用したコンテンツ企画も遊び心やクリエイティブ精神に溢れ、予定調和に収まることはない。もともと渋谷サクラステージの４F フロアの開発コンセプトとなっていた「ぼくらがまちに出る理由」というテーマを、運営する多彩なメンバーやそこに関わるクリエイターたちが体現し始め、渋谷に新しいカルチャーシーンが根を下ろそうとしている。「コロナ禍で人が街に出なくなり、その間に全てがオンラインで完結できるようになりました。誰かと会うことの意味もちょっと変わったし、わざわざ出かけるための目的が必要になってしまった。そんなタイミングでつくるこの施設がどういう意味を持つかというと、“まちに出る理由”なのではないかと。居心地のいい場所があったり、そこに仲間がいたり、人生のアドバイスをくれる先輩がいたり、自己表現を発信できたりという、リアルな場の情緒的価値のようなものかもしれません。それをここで感じてもらえたら嬉しいですし、ここが誰かにとっての“出かける理由”になれたらいいと思います。404 Not Foundを面白そうだなと思う人、これまでとは違うことにチャレンジしたい企業など、誰でもぜひ一度遊びに来てほしいです。」<a href="https://www.404shibuya.tokyo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">404 Not Found 公式HP</a><a href="https://www.life-land-shibuya.com/news/dbzmymay6jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">関連NEWS：渋谷サクラステージ内「404 Not Found」を拠点に、世界をめざすゲームクリエイターを発掘しサポートする「Game Creator Finding」がスタート</a>

2024年７月に商業エリアがオープンした「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」。その4Fに誕生したクリエイター支援施設「404 Not Found」は、“あそび”を起点としたグローバルなクリエイション拠点だ。ゲーム、アート、音楽、フードなど様々なカルチャー領域で活動するインディークリエイターの創作活動を支援し、クリエイター同士の共創を生み出す場となる。企画・運営を担う渋谷あそびば制作委員会監事であり同施設のジェネラルマネージャーを務める織田笑里氏に、施設の全容や今後の展開を聞いた。

404 Not Found

放送局入社後、番組宣伝、IP事業、動画配信事業などの担当を経て、新規事業の企画・実行を担当。アート、XRやサブカルチャー分野にも造詣が深く、現代アート作家、ネットカルチャークリエイターとのパイプを持つ。6月末に放送局を退社し、7月より404 Not Foundのジェネラルマネージャーに就任。

404 Not Found ジェネラルマネージャー／チョコとマシュマロ合同会社代表

織田 笑里

日本を代表するターミナル駅である渋谷駅に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスもよい桜丘エリアの約2.6ヘクタールの敷地を一体的に整備して誕生した。SHIBUYAサイド（SHIBUYAタワー、セントラルビル）とSAKURAサイド（SAKURAテラス、SAKURAタワー）で構成される。先行する渋谷駅中心地区の他施設とともに、交通基盤の拡充、様々な機能の導入による拠点性向上と防災機能の強化を行いながら、国際競争力をさらに強化する大規模複合施設。

Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）

一般社団法人渋谷あそびば制作委員会｜織田 笑里

街に出る理由がここにある。
渋谷の新しい“あそびば”
404 Not Foundに集う人々

2024年4月にオープンした東急プラザ原宿「ハラカド」（以下、「ハラカド」　）。75店舗を抱える　「ハラカド」の地下1階には、高円寺で創業90年以上の歴史を持つ小杉湯が営む「小杉湯原宿」が開かれている。小杉湯の想いに共鳴した企業やブランドが集まったフロアは「チカイチ」と名付けられ、様々な利用者に愛され、新たなつながりも生まれ始めている。「素のまま、そのまま」というコンセプトで営まれる「チカイチ」は、どのような経緯で誕生したのだろうか。その背景を探るため、株式会社小杉湯の平松佑介氏と関根江里子氏、プロデュースと企画に携わった小国士朗事務所の小国士朗氏、81scks inc.のゲンタ・クラーク氏による座談会を行った。

@hiramatsuyusuke

昭和8年に創業、国登録有形文化財の老舗銭湯「小杉湯」の三代目。空き家アパートを活用した「銭湯ぐらし」、オンラインサロン「銭湯再興プロジェクト」、2020年3月に複合施設『小杉湯となり』、2024年4月に『小杉湯原宿』を開業。モットーは「きれいで、清潔で、きもちのいい」お風呂を沸かすこと。

小杉湯 三代目／株式会社 小杉湯 代表

平松 佑介

@ErikookireSeki

株式会社小杉湯 副社長 / 小杉湯原宿責任者 1995年生まれ。上海生まれ東京育ち。2020年にペイミーに入社し、CRM、マーケティング、カスタマーサクセス領域を中心に事業責任者を担い、同年末、取締役COOに就任。2022年に銭湯経営を目指し独立。小杉湯2号店目である「小杉湯原宿」のプロジェクトに参画したことを機に、株式会社小杉湯に入社。翌年より現職を務める。

株式会社 小杉湯 副社長

関根 江里子

@oguni_deleteC

2003年NHKに入局。ドキュメンタリー番組を制作するかたわら、150万ダウンロードを記録したスマホアプリ「プロフェッショナル 私の流儀」の企画立案や、世界150か国に配信された認知症の人がホールスタッフをつとめる「注文をまちがえる料理店」などをてがける。2018年6月をもってNHKを退局し、現職。“にわかファン”という言葉を生んだ、ラグビーＷ杯のスポンサー企業アクティベーション「丸の内15丁目Project.」やみんなの力で、がんを治せる病気にするプロジェクト「deleteC」、高齢者が地域のサッカークラブのサポーターになって心身の健康を取り戻す「Be Supporters！」など、幅広いテーマで活動を展開している。

株式会社 小国士朗事務所 代表

小国 士朗

81scks.com

1989年サンフランシスコ生まれ北海道育ち。広告制作プロダクション、広告代理店、グローバルクリエイティブエージェンシーなどを経て、2024年にクリエイティブと靴下の会社  81scks inc. | 株式会社ハイソックスを設立。国内外、地方と様々な商品やサービス、企業のブランディング、プロモーションプロジェクトに企画・プロデューサーとして参加し、領域にとらわれない切り口で、まだ世にない、誰かの強いやりたいを企画と形に。

81scks inc. 代表

ゲンタ・クラーク

平松 佑介／関根 江里子／小国 士朗／ゲンタ・クラーク

肩書きを脱いで“素のまま”に戻れる場所─
人と企業がゆるやかに溶ける
原宿「チカイチ」の日常

渋谷の新たな玄関口として注目を集める「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」。その商業エリアで、7月25日に新業態のレストランやショップを含む37店舗がオープンした。これは、まちの魅力向上と新たな渋谷を発信し盛り上げていく取り組み「SHIBUYA まちびらき2024－あたらしい景色をソウゾウしよう－」の一環となるもので、JR渋谷駅新南改札に隣接する立地ならではの刺激的なテナントが目白押しだ。7月8日に開業した「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」と並んで青山方面（青渋）へのアクセスも向上しており、“誰もが巡り歩いて楽しい渋谷”の未来に期待が高まる。今回は、7月18日に行われた記者発表会と内覧会の様子をお届けしたい。

まちびらき＆内覧会｜レポート

渋谷桜丘で新たなライフスタイルが花開く。
「Shibuya Sakura Stage」商業エリアが本格始動

<h2 id="h42fe0936b0">「クリエイターたちが集まる場所」を体現した映像</h2><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/qdYSq2QhzvI?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div>「HARAKADO since 2024.4.17」は、「ハラカド」開業前のとある一日に招かれた水曜日のカンパネラ・詩羽さんが主人公となり、様々なクリエイターと出会いながら新しい文化が芽生える現場を体験していく様子が描かれている。撮影が行われたのは、「ハラカド」の開業まで2週間あまりに迫った3月28日。早朝の7階フロアに向かうと、まだ養生テープや梱包資材が残ったままの館内に無数の出演者、クルー、機材がひしめいていた。ショートフィルムのクライマックスを飾る、ドローンを駆使した屋上テラスでのダンスパートが始まるようだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/10532c176af848ac8047cac875df955f/_DSC2717.jpg" alt="屋上テラスでの撮影には、実際に「ハラカド」で働くテナント従業員も制服姿で駆け付けた" width="2000" height="1331"><figcaption>屋上テラスでの撮影には、実際に「ハラカド」で働くテナント従業員も制服姿で駆け付けた</figcaption></figure>詩羽さんを中心に、ダンサーやテナント従業員ら約100人が一斉に踊るのは、「ハラカド」のために書き下ろされた水曜日のカンパネラの”四天王”（3rd EP『POP DELIVERY』収録）。アフロ・ハウスとベース・ハウスが交互に押し寄せるユニークなサウンドと、《四天王って知ってんの？／摩天楼で待ってんぞ》の歌詞が印象的なリフレインは、文字通り「ハラカド」に集う人々の一体感を表現したものだという。当日はあいにくの曇天だったが、一滴も雨が降らなかったのはこの楽曲が持つパワーのおかげかもしれない。完成したショートフィルムを踏まえ、これからの「ハラカド」と、変化を続ける原宿に期待することを詩羽さんにコメントしてもらった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/f19927b06604455aa5e86091c5f8b097/_DSC2677.jpg" alt="”四天王”で出演者たちのコール＆レスポンスを巻き起こす水曜日のカンパネラ・詩羽さん" width="2000" height="1331"><figcaption>”四天王”で出演者たちのコール＆レスポンスを巻き起こす水曜日のカンパネラ・詩羽さん</figcaption></figure><blockquote>【詩羽 コメント】 お仕事でご一緒した方や、仲良くさせていただいている方がたくさん出演されているので見ていてとても楽しいですし、クリエイターたちが集まる場所というのが体現された映像になっているなと感じました。特に印象的だったのは、私が出演させていただいた映画『アイスクリームフィーバー』（2023年）が映し出されているシアターで<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/tetsuyachihara" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">監督の千原（徹也）さん</a>とすれ違うシーン。自分が演技している姿を見つめているところが、ショートフィルムのシーンになるというのが新鮮でした。これからの原宿には、「ハラカド」を中心として様々なジャンルのクリエイターたちが集まることで、常に新しいものが生まれ続けるポップな街であり続けてほしいなと思います。</blockquote><h2 id="h419a752a15">未完成、荒削り、余白、それが「ハラカド」の個性</h2>詩羽さんがコメントで触れた「『アイスクリームフィーバー』が映し出されているシアター」というのは、「ハラカド」3階に位置する会員制クリエイティブラウンジ「BABY THE COFFEE BREW CLUB」（以下、BCBC）の中にある「POPCORN THEATRE」のことだ。「クリエイターズ・プラットフォーム」と銘打たれた3階フロアは本ショートフィルムにおいても重要なパートを占めている。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/da7a87c83d22407d8b12a5fac84f3015/harakado_film_thum_02.png" alt="詩羽さん自身が出演する『アイスクリームフィーバー』を見つめるシーンは、BCBC内の「POPCORN THEATRE」で撮影" width="3840" height="2160"><figcaption>詩羽さん自身が出演する『アイスクリームフィーバー』を見つめるシーンは、BCBC内の「POPCORN THEATRE」で撮影</figcaption></figure>たとえば、1分23秒頃のカオスなフォトスタジオ「STUDIO SUPER CHEESE」、インフルエンサーがTikTokを収録する1分43秒頃の「STEAM STUDIO」、元CHAIのマナ・カナさんらが登場する1分57秒頃の「J-WAVE ARRTSIDE CAST」、そして詩羽さんがコーヒーを飲む2分11秒頃のBCBCラウンジのシーンは、すべて3階フロアで撮影されたものである。ショートフィルムを見てから「ハラカド」に訪れれば、ちょっとしたロケ地めぐりも楽しめるだろう。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/94dff3ea0f3e455e8e60fd21b3d95643/_DSC2760.jpg" alt="「STUDIO SUPER CHEESE」では音楽探求家の佐久麻瞬太郎さんによるDJプレイと、カメラマンの北岡稔章さんによるフォトシューティングが同時進行で行われた" width="2000" height="1331"><figcaption>「STUDIO SUPER CHEESE」では音楽探求家の佐久麻瞬太郎さんによるDJプレイと、カメラマンの北岡稔章さんによるフォトシューティングが同時進行で行われた</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/605352482735479aab2ccd3619012fa1/_DSC2798.jpg" alt="「BABY THE COFFEE BREW CLUB」には、多方面で活躍するインフルエンサーとクリエイターが勢揃い" width="2000" height="1331"><figcaption>「BABY THE COFFEE BREW CLUB」には、多方面で活躍するインフルエンサーとクリエイターが勢揃い</figcaption></figure>BCBCのコンセプトは、「おいしい珈琲と人が集まる場所に、新しいアイデアが生まれる」。この場所の仕掛け人にして、「ハラカド」全体のクリエイティブ・ディレクターも兼任する株式会社OOAAの大木秀晃さんは、ショートフィルム「HARAKADO since 2024.4.17」について次のように語ってくれた。<blockquote>【大木秀晃 コメント】 自分たちで創っておきながら言うのもなんですが、未完成、荒削り、余白、そういったことを感じました。ただ、それが「ハラカド」の個性であり、ある意味「完成しない」というのが、原宿らしさだとすると、しかるべくしてこうなったのではないかと思います。撮影当日は、様々なフロアで同時多発的にいろいろなことが起きていて、これがまさに「ハラカド」の面白いところなのではないかと実感することもできました。構造としては、開業前の「ハラカド」の記録と、開業後の「ハラカド」を常に比較できるようになっています。この開業前の状態からどれだけ遠くにいくことができるか？　5年後、10年後、20年後に、このショートフィルムを見た時に、「今と全然違うね！」となるくらい、いい意味で変化が続くことを期待しています。</blockquote><h2 id="h6ecabb093d">たくさんのバトンを繋げてたどり着いた景色</h2>時には屋外で、エントランスで、エレベーターで、地下の「小杉湯原宿」で行われた撮影は、のべ40時間にもわたったという。詩羽さんはもちろん、銭湯の番台に扮したオカモトレイジさん（OKAMOTO&apos;S）、世界的ハウスダンサーのMiyuさん、銭湯絵師のレジェンドこと中島盛夫さん、水曜日のカンパネラの衣装デザインでも知られる3D CGクリエイターのkiyuu.スズキユウさん、原宿を中心に活躍するヘア＆メイクアップアーティストの奈良裕也さん、そして「ハラカド」に事務所を移転したアートディレクターの千原徹也さん……etcといった、第一線で活躍するクリエイターも多数出演している。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/5745ce35b24442ce999810eb1bab6f91/_DSC2701.jpg" alt="" width="2000" height="1331"></figure>また、文化服装学院の生徒である山口空叶夢（やまぐちあとむ）さんが出演するほか、ヘアメイクをベル・エポック美容専門学校の学生が手がけるなど、次世代を担うクリエイターの卵たちが「共創」に参加している点も頼もしい。「HARAKADO since 2024.4.17」の監督と、“四天王”の振り付けを兼任した志村知晴さんも、PROJECT LIFE LAND SHIBUYAのために特別にコメントを寄せてくれた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/66099a48ce0a439ba57cd191dcfa60e1/_DSC2758.jpg" alt="詩羽さんに演出を伝える監督の志村知晴さん" width="2000" height="1331"><figcaption>詩羽さんに演出を伝える監督の志村知晴さん</figcaption></figure><blockquote>【志村知晴 コメント】 たくさんのバトンを繋げてたどり着いた。 という感慨と、後ろを振り返って「すごい景色だな」 と感謝にあふれました。印象的だったことは、全部においてあります。 というのも、屋上から始まり、ありとあらゆる全ての箇所で、毎回演者さんも変わり、一箇所、一つの現場で目の当たりにすることとは思えない濃度でした。店舗の方・キャストさん・ダンサー・アーティストが数分ごとに目の前に現れ演出をお伝えするという特濃空間でした。クリエイターにフォーカスした空間という点で、これまでの商業施設の中で起こることもより、「ハラカド」はHOTで前衛的であるのではないかと。カルチャーが交わる場所として、ここから生まれるたくさんの景色にワクワクします。</blockquote>「昔々、あのHARAKADOがまだ開業していない日の出来事」を記録した、タイムカプセルのような今回のショートフィルム。何年後かに見返すと、「あの人もこの人も出ていたんだ！」という驚きと発見があるはずだ。なお、動画の終盤で表示されるQRコードを読み込むと……ここから先は、ぜひあなたのスマホで確かめてほしい。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/bc8d9902e1ee45d7a50316a88fb062ee/_DSC2824.jpg" alt="" width="2000" height="1331"></figure>

4月17日に開業した東急プラザ原宿「ハラカド」（以下、「ハラカド」）が、様々なクリエイターたちとの共創作品第１弾となるショートフィルム「HARAKADO since 2024.4.17」を公開。各ジャンルの第一線で活躍するクリエイター、その卵である学生、「ハラカド」の店舗関係者など、総勢約300人が集結したSF映画のようなスケール感は、早くもSNSを中心に話題だ。撮影当日の舞台裏を、キーパーソン3名のコメントを交えながら振り返る。

2021年9月、水曜日のカンパネラの2代目・主演＆歌唱担当として加入。22年リリースの「エジソン」がSNSで話題となりMVがYouTubeで5500万再生を突破。
23年には日本のみならず、北京、上海、広州、台北を加えた8都市のアジアツアーを開催、本年2024年3月16日、水曜日のカンパネラ詩羽として初の武道館公演を成功させる。前日の3月15日には自身初となるフォトエッセイ『POEM』で今の自分につながる過去を綴った書籍を発売。また、音楽活動だけでなく、アーティスト、女優、モデルなどマルチな表現方法で自己表現を行う。

アーティスト／ファッションモデル／歌手

詩羽（水曜日のカンパネラ）

1993年生まれ、武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。vivision代表児玉裕一に師事。
コンテンポラリーダンス就学のため渡欧・仏し、映像ディレクター・振付師双方として活動。
RAW(生)とPOP（グラフィカル）のテイストを基調にポップからシュールにクールまで演出する。

映像作家／振付師／ダンサー

志村 知晴

「ハラカド」共創作品第 1 弾｜撮影レポート

詩羽が見た同時多発的クリエイティブ。
東急プラザ原宿「ハラカド」のショートフィルム舞台裏に迫る

これからの渋谷は、ウェルビーイングの街になる—。そう聞いてピンとくる人は多くないかもしれない。多様なカルチャーが生まれ、目まぐるしくトレンドが変化していく。話題に事欠かないダイナミックな街だからこそ、「心身の安らぐ体験」と「渋谷のイメージ」はかけ離れているように思えるからだ。しかし、100年に一度と言われる再開発が行われている今、渋谷に新たに生まれた拠点からウェルビーイングのカルチャーが芽吹こうとしている。その中心となるプロジェクトが「SHIBUYA LIFE TUNING journey（シブヤライフチューニングジャーニー）」だ。東急不動産と株式会社B-Connectの展開するウェルネスプラットフォーム「<a href="https://life-tuning-online.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">LIFE TUNING DAYS</a>」がタッグを組み、渋谷駅から半径2.5kmの広域渋谷圏（Greater SHIBUYA）に点在する東急不動産の各施設を活用しながら、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」と冠した回遊型のイベントを実施していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/34475a7d6d344305922e3c180bdf73af/shiho_1.jpg" alt="" width="1788" height="1258"></figure>ヨガやウェルビーイングを日常に取り入れ、心と身体を整える仕組みを渋谷から発信していくことで、広域渋谷圏の魅力活性化につなげたい。こうした思いをもとに立ち上げたのが「SHIBUYA LIFE TUNING journey」だ。同プロジェクトを盛り上げるのは、ウェルネスプラットフォーム「LIFE TUNING DAYS」のトータルアンバサダーを務めるSHIHOさん。モデルとして活躍しながら、5000年前から続くヨガからヒントを得て心身が健康で美しくなるウェルビーイングな暮らしを提案する、幅広い世代から支持を集める人物だ。渋谷の新たなカルチャーに「ウェルビーイング」を加える取り組みや、プロジェクトの目指す未来を、メディア向け発表会やヨガ講師SHIHOさんのイベントの様子からレポートする。<h2 id="h2c3ea8d962">渋谷で心と身体を整える。ウェルビーイングとクリエイティブの好循環</h2><a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/6s_by6vk8" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）</a>にて２月に行われたメディア向け発表会では、スペシャルゲストに武田真治さんを招き、プロジェクトの概要や渋谷の街を起点にトータルウェルネスを広げていく活動について説明がなされた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/aa9783017fc442af88d74f6d265382e4/_5_A6267.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>東急不動産株式会社 都市事業ユニット 渋谷事業本部 執行役員本部長 黒川泰宏氏</figcaption></figure>イベントに登壇した東急不動産の黒川氏は「渋谷に心と身体を整える場所を作ることがコンセプト。渋谷で過ごす人々が、自身の健康や健康的な生き方に関心を持ってもらえるような取り組みにしたい。本プロジェクトでは、渋谷の各施設でヨガイベントを行い、朝からアクティブに活動するウェルビーイングなライフスタイルを提案していく」とコメントした。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/19ea3388313842199d59fd7839624245/_5_B2335.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）では、オープン前の時間を用いた「朝ヨガ」がすでに実施されており、毎月1,000人ほどが参加する人気イベントとなっている。また、2023年6月には世界初の<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/u-s8e7upm" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">サウナ×ピッチイベントを渋谷SAUNASで実施する</a>など、渋谷ならではの施設や環境を活かしたユニークな取り組みが各所で始まっている。「訪れた人がクリエイティブなものを創造し、グローバルに発信されることで再び人が集まってくる。渋谷はそんな循環が起こる街。働く人・暮らす人・遊びに来る人が心と身体をしっかり整えて、さらに渋谷を好きになってもらうために、ウェルビーイングを支える活動を仕掛けていきたい」（黒川氏）<h2 id="h92f71ef72c">ウェルビーイングが街中で体験できる、新たなライフスタイル</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c332a644c7f449cea54eeb394b914cc7/_5_A6361.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>LIFE TUNING DAYS トータルアンバサダーのSHIHOさんは、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の一環で行われるイベントのオープニングレッスンを担当する。ヨガレッスンやメディテーションを始め、他分野のプロフェッショナルとも協力しながら、スペシャルなコンテンツを手がけていくという。「渋谷はこれまで、ショッピングやエンタメが充実する意識が『外側』に向かう場所だった。今回のプロジェクトを通して、私たちの心の『内側』に向き合う機会がつくれたら」そう語るSHIHOさんは、スタジオではなく街中の商業施設という誰にとっても身近な場所で、「ウェルビーイングな体験が当たり前に組み込まれる生活が、渋谷から始まっていくのが楽しみ」だと述べた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/6dd46a2082254dffa386533e8a41f67e/shiho_2.jpg" alt="" width="1788" height="1256"></figure>ウェルビーイングのプロであるLIFE TUNING DAYSと、まちづくりのプロである東急不動産のコラボレーション。「SHIBUYA LIFE TUNING journey」のイベントには、老若男女を問わないものが多い。個人から家族まで、幅広い層で楽しめるウェルビーイングな体験を通じて、渋谷の街ならではの新たな繋がりも生まれていく。SHIHOさんは、「新しい施設ならではの音や映像を使ったクラスができるのも魅力的。特にメディテーションは『do』ではなく『be』を大事にするものだから、ただ寝転んだり、そこにいるだけのクラスがあってもいい。いろいろと考えながら、新たなチャレンジをしていきたい」と期待に胸を膨らませた。そんなプロジェクトの大きな目標に掲げるのが、広域渋谷圏をメイン会場としたリアル×オンラインの「全国を繋いだ１万人ヨガ」の開催だ。渋谷を起点に世界中とつながり、エネルギーを共有し合う体験は、またとないものになるだろう。<h2 id="hbc8b229a56">五感にアプローチして、朝から心と身体を整える「SHIBUYA LIFE TUNING journey」</h2>3月30日には、『職・住・遊 近接の新しいライフスタイル』を提案する複合施設<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/0xra0khxydy" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">フォレストゲート代官山</a>にて、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」プロジェクト第一弾のオープニングイベントが実施された。「心と身体を整える Yoga&amp;Meditation」をテーマに、SHIHOさんが60分のレッスンを行うほか、代官山ならではの豪華な参加者特典も付いてくる充実したコンテンツ内容だった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/50f09772be474b168c1143668cab4e4d/007A8983-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>フォレストゲート代官山で行われた第一弾イベントの様子。施設内３Fのビジネスエアポート代官山のスペースにて実施された。</figcaption></figure>またとないスペシャルな企画だったこともあり、25名限定のイベントチケットは販売開始からわずか数分で完売したという。SHIHOさんは、2023年10月にオープンしたフォレストゲート代官山の施設内でヨガレッスンをやることに対し、「とても新鮮な気持ちで、今まで感じたことのない何かを得られる体験になると思いますし、その変化を実感することに非常にワクワクします」と 心を弾ませていた。また、この日のために特別に用意したバラをスチームしながらレッスンを行っていくことをSHIHOさんは冒頭で説明。「滋賀県に『WABARA』という、他のものは何も入っていない100%無農薬で作られたバラのオリジナル品種があり、その香りを楽しみながら、心と身体をしっかり整えて、気持ちいい朝を迎えられたらと思います」（SHIHOさん、以下同）そして、お待ちかねのレッスン開始。「今日は映像、音、香りなど五感にアプローチするプログラムが用意されています。思考の忙しさや感情的な気持ちは抑え、五感からいろいろなものを受け取って、その楽しさや喜びを味わう時間にしてくださいね」そう参加者に呼びかけるSHIHOさんは、ヨガで最も大事なのは“呼吸”だと強調した。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1a29b2c9be084b9e863e3c884bf8c915/007A8943-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>ヨガのポーズばかりに目が行きがちだが、ヨガをしている最中はできる限り深い呼吸を意識することが大事だという。ヨガの呼吸法を「プラーナヤーマ（Pranayama）」と呼び、宇宙に存在する生命エネルギーを指す“プラーナ”と、そのエネルギーを制御する“アヤーナ”の2つの意味を持つ言葉から成り立っている。ヨガ中の呼吸は自分の中にポジティブな生命エネルギーを取り入れ、コントロールしていく意味合いがあるとのことだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e8fa393b7a6249e2afcefd78b164a58d/007A9098-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>「プラーナヤーマと自分の意識は強く繋がっています。『自分がどういう意識を持ちながら呼吸をするのか』によって、ヨガの効果は変わってきますので、ポジティブな生命エネルギーを取り入れるイメージをしながら取り組んでみてください」さらに、生命エネルギーを感じ取るスタート位置は恥骨と尾骨の間にあり、ヨガ中はその部位を引き締める感覚で呼吸することで全身の力が緩み、ヨガポーズが取りやすくなるという。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b3f95a471aee42f5ae8c775b25d6bc2c/007A9058-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>レッスンでは前半に呼吸のコツを掴み、ポジティブなエネルギーで心身を解放するヨガを実施。後半はクリスタルサウンドによるシャバアサナとシンギング・リンで心身を浄化していく瞑想（メディテーション）が行われた。心地よいサウンドを聴きながら、ヨガで体を動かし、メディテーションで心を静める。朝からウェルビーイング体験を満喫した参加者は自然と笑みがこぼれ、達成感や健やかな朝時間を堪能していた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/849b04cc51174a3881fda26303119410/007A9079-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>参加者にはパレスホテルが手がけるブーランジュリーブランド「Et Nunc（エトヌンク）」のパン詰め合わせ、「ジョー マローン ロンドン」のコロンとボディ &amp; ハンド ローションのトライセットを贈呈。またレッスン後には、フォレストゲート代官山内・ブルーボトルコーヒー代官山カフェのブランチプレートも提供された。</figcaption></figure><h2 id="hb3ac27fb6e">その時に、その場所でしか味わえないウェルビーイング体験を届けたい</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e88ffcb211f7410f94346c028d2ba7ef/007A9126-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>イベントの最後に参加者全員で記念撮影。「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の第一弾イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。</figcaption></figure>終了後、SHIHOさんにイベントを終えた感想や「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の展望について話を伺った。イベントの手応えについては、「新しく生まれたフォレストゲート代官山のこの新鮮な空間で、参加者の皆様の五感にトータルでアプローチできた。とてもゴージャスな時間でした」と述べ、今後開催していく他の商業施設では「その時に、その場所だからこそできることをレッスンにも反映していきたい。そこで有意義な時間を過ごすことで、自分の日常への向き合い方や生き方が変わるようなイベントがつくれたらいいなと思っています」と抱負を語った。この代官山のイベントを皮切りに、2024年４月にはイベント第２弾として、Shibuya Sakura Stageと渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）の２拠点を活用したイベント、「2024 WELLNESS SCRAMBL！ 心と身体を整える Yoga&amp;Meditation」を開催。イベントのオープニングレッスンを行ったSHIHOさんをはじめ、数十名のプロのヨガ講師が２日間を通して２拠点同時開催でプログラムを実施した。本イベントのShibuya Sakura Stageレッスンチケット代金の一部を、渋谷区立小中学校PTA連合会の協力のもと、ドネーションとして渋谷区の小中学校にヨガマットをプレゼントする取り組みもスタートされた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4a03468f701a48b28fb4ff6943a74972/IMG_4906%20(1).jpg" alt="" width="2000" height="1500"><figcaption>SHIBUYA LIFE TUNING journeyイベント第２弾の様子。SHIHOさんのレクチャー回はソールドアウトし、大盛況で幕を閉じた。</figcaption></figure>イベント第３弾として５月25日には、2024年４月にオープンしたクリエイティブとカルチャーが集積する新施設、<a href="https://harakado.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>でのイベントも控えるSHIHOさん。その意気込みを以下のように語った。「原宿の交差点の真ん中で、ずっと仮囲いで覆われていたハラカドは、“ここに何ができるんだろう？”と期待感を持っていた人も多いと思います。そんな方はこのイベントのタイミングでぜひ足を運んでもらえると嬉しいです。新しい場所には新しいエネルギーが満ちるもの、初めてヨガにチャレンジする人も大歓迎です。これからも渋谷を中心とした様々な街で、SHIBUYA LIFE TUNING journeyを盛りあげていきたいです」<blockquote>SHIBUYA LIFE TUNING journey(シブヤライフチューニングジャーニー） イベント第３弾 東急プラザ原宿「ハラカド」オープニング イベント 【心と身体を整える Yoga&amp;Meditation】 日時：5月25日（土）9:30〜 場所：東急プラザ原宿「ハラカド」 <a href="https://life-tuning-online.com/collections/%E6%9D%B1%E6%80%A5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%8E%9F%E5%AE%BF-%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%89" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">イベント詳細ページ</a><a href="https://life-tuning-online.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">LIFE TUNING DAYS Official HP</a></blockquote>

「渋谷にこころとからだを整える場所をつくっていく」というコンセプトのもと、広域渋谷圏の東急不動産の施設で、ヨガを中心としたウェルビーイングイベントを継続的に続けていくプロジェクト「SHIBUYA LIFE TUNING journey（シブヤライフチューニングジャーニー）」。Forestgate Daikanyama、Shibuya Sakura Stage、渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）、そして2024年４月オープンの東急プラザ原宿「ハラカド」や、2025年２月供用開始予定の「代々木公園Park-PFI計画」とも連動する、新しい渋谷のウェルビーイングとは？

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1994年のデビュー以来女性の圧倒的な人気を得てトップモデルとなる。 ファッション雑誌・テレビ・ラジオ・CM・出版など幅広く活躍。心身が健康で美しくなるウェルビーイングな暮らしを提案している。ヨガDVD本 『SHIHO loves YOGA〜おうちヨガ〜』、出産後に出版した『トリニティスリム"全身やせ "ストレッチ』は、シリーズ累計40万部を突破。 現在は、各地でリトリートツアーをはじめとするさまざまなイベントも企画・開催するなど、多分野にて、幅広い世代の女性から支持を受けている。LIFE TUNING DAYS トータルアンバサダー／全米ヨガアライアンス認定講師／一般社団法人JAXURY委員会 MyJaxury アンバサダー2023／滋賀国際親善大使／Wellness AWARD of the Year 2019受賞

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SHIHO

SHIBUYA WELL-BEING PROJECT レポート

心と身体を整える毎日を渋谷から。
SHIHOと巡る「SHIBUYA LIFE TUNING  journey」

東急不動産ホールディングスグループである東急不動産株式会社は、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2024年度グッドデザイン賞において、「中〜大規模集合住宅関連のサービス、システム／HEMS」部門で『GREEN AGENDA for BRANZ』が、「中〜大規模集合住宅」部門で『コンフォリア東新宿』が、「商業のための建築・環境」部門で『東急プラザ原宿「ハラカド」』『Forestgate Daikanyama』が受賞し、『GREEN AGENDA for BRANZ』については、2024年度グッドデザイン賞受賞対象の中で審査委員会により特に高い評価を得た100件のひとつとして、東急不動産株式会社として初めて「グッドデザイン・ベスト100」にも選定されたことを発表した。なお、『GREEN AGENDA for BRANZ』は東急不動産ホールディングスグループである東急不動産株式会社、株式会社石勝エクステリア、株式会社東急コミュニティーが連携し実現した取り組みであり、3社連名での受賞となる。<h2 id="hcd9861fa71">受賞プロジェクトの紹介</h2>１．『GREEN AGENDA for BRANZ』　＜グッドデザイン・ベスト100選定＞　（カテゴリー：13-03 中〜大規模集合住宅関連のサービス、システム／HEMS）【概要】 GREEN AGENDAとは、分譲マンションにおいて都市の生物多様性保全に貢献する全く新しい憬観管理計画である。生物多様性の基盤となる植栽について竣工後10年間の管理計画を策定すると同時に、生物多様性推進へのKeyとなる住民に対しても長期的に共感を育む取り組みを行い、街の人々から憧憬されるような景観を作っていく。 公式HP：<a href="https://sumai.tokyu-land.co.jp/concept/greenagenda/top/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://sumai.tokyu-land.co.jp/concept/greenagenda/top/</a>【審査員評価コメント】 集合住宅において緑化は、地球環境への負荷低減、景観的価値や居住空間の快適性の向上など、様々な観点で重要な取り組みだ。しかし、管理は業者任せというのが一般的だろう。それをあえて住民が当事者となって関わる仕組みをデザインし、ガイドブックとして纏めたことの価値は計り知れない。もちろん、維持管理が容易になる側面もあるが、住民が自ら生き物の手入れをすることは、環境への意識向上や、自らの住環境への愛着などを育む上でも大きく貢献するに違いない。このような取り組みが広まれば、都市の風景も、また人々のふるまいも大きく変わってくるだろう。もっと広く社会に浸透していくことを期待したい。【受賞者】 東急不動産株式会社、株式会社石勝エクステリア、株式会社東急コミュニティー<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/01be7360a89a491a9d0e67534bdfc10f/sub1.jpg" alt="" width="1538" height="880"><figcaption>「GREEN AGENDA for BRANZ」概念図</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e424f390d5b04565a3d26237034d2bd0/sub3.jpg" alt="" width="1762" height="1037"><figcaption>10年後に形成される景観（イメージ）</figcaption></figure>2．『コンフォリア東新宿』 （カテゴリー：13-01 中〜大規模集合住宅） 【概要】 都心に位置する大規模賃貸レジデンスで、豊富な共用スペースの一つとして全長50m超の屋上庭園を計画。都心住宅で自然や緑を享受できる空間を提供することで、新しい発想や出会い、交流、リラックス等、多様なウェルビーイングを実現。屋上映画イベントや入居検討者交流イベントの開催等、住宅共用スペースにおける新たな価値提案をしている。  公式HP：<a href="https://www.comforia.jp/resi/higashishinjuku/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.comforia.jp/resi/higashishinjuku/</a>【審査員評価コメント】 共用空間を充実させた大規模賃貸住宅。屋上の大規模な庭園は一際目立つ存在であり、植栽等によって囲まれた感覚を強め、空間性を獲得している。一方で、地上においても外部空間を丁寧に設計し、1階の内部共用空間と連続させたデザインは、居場所を選ぶ楽しさや心地よさが感じられる。この種の共用部が充実した賃貸が企画面で一般化しつつあるなかで、空間的価値に結び付けることの可能性を示している。【受賞者】 東急不動産株式会社<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/47e8a184e2d74c3b96e66b3a8804d048/sub4.jpg" alt="" width="1041" height="780"><figcaption>外観（屋上庭園）</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/2923bb33eb5c4a76a5e7c2c3e2222d0b/sub5.jpg" alt="" width="1164" height="775"><figcaption>共用部（ワークスペース）</figcaption></figure>3．『東急プラザ原宿「ハラカド」』 （カテゴリー：14-03 商業のための建築・環境）【概要】 明治通りと表参道の交差点角という国際的な観光地に佇む本建物は、「まちを編む」というコンセプトのもと、この立地にふさわしい商業拠点の整備、明治通り道路拡幅事業と五差路解消に伴う安全な歩行者ネットワーク創出、立体的な緑を形成して表参道や明治神宮の緑と連携などを目指した再開発事業である。 公式HP：<a href="https://harakado.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://harakado.tokyu-plaza.com/</a> 【審査員評価コメント】 時空を超えて外部の環境につなげる平田晃久の建築思想を反映した外装と屋上デザイン、ならびに日建設計によるファサードの高度なエンジニアリングが融合し、原宿の交差点に新しいランドマークが出現した。とくに注目すべきなのは、十字路の斜向かいに先行して建てられたオモカドと対峙することで、互いに見る／見られるという立体的な関係を生みだしたこと。ハラカドの屋上は階段状の庭園になっており、そこから都市を眺める体験は忘れがたい印象を与えるだろう。【受賞者】 東急不動産株式会社、株式会社日建設計、株式会社平田晃久建築設計事務所<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/45ca3371109c4fa986743a2c3fa98670/sub8.jpg" alt="" width="665" height="443"><figcaption>外観（昼）</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e7b98eebed3f482c9dc6edff93d18cd4/sub10.jpg" alt="" width="1083" height="723"><figcaption>4階ハラッパ</figcaption></figure>4．『Forestgate Daikanyama』 （カテゴリー：14-03 商業のための建築・環境） 【概要】 【まちとつながる代官山の新たなランドマーク】暮らす・働く・遊ぶの異なるシーンがシームレスに融合した新たなライフスタイルの拠点施設。緑・環境サステナブルをテーマとしたMAIN棟・TENOHA棟に豊かな緑と駅とまちをつなぐ立体的なパッサージュを織り交ぜ、界隈性と自然を感じながら、代官山のまちとつながる風景を創出した。 公式HP：<a href="https://forestgate-daikanyama.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://forestgate-daikanyama.jp/</a>【審査員評価コメント】 大規模な再開発が進む東京都心においては貴重なヒューマンスケールのまちが残る代官山において、新たなランドマーク性と代官山のスケール感の双方を追求し、新しいものでありながらまちに溶け込む風景を創りあげた作品である。 MAIN棟の外観は、いくつもの木箱に植えた緑のユニットを縦横に重ね、ランドスケープと建築を一体化している。 駅からまちへとつながる貫通通路パッサージュは、豊富な緑で分節しながらアイレベルのスケール感をまちのスケール感へとグラデーションさせており、自然と人の集まる空間を演出している。中でも、パッサージュの最も駅側に位置するTENOHA棟は、「循環する建築」にチャレンジをしており、この風景が駅からまちへの人の流れをパッサージュへと引き込む力を与えている。【受賞者】 東急不動産株式会社、株式会社竹中工務店、隈研吾建築都市設計事務所、株式会社SUEP. 、株式会社DAISHIZEN<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/2d8b93a574b94040af25d63098122c81/sub12.jpg" alt="" width="965" height="671"><figcaption>MAIN棟外観</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/a4003a97c5844c029e7e176a4ed2fab4/sub15.jpg" alt="" width="989" height="665"><figcaption>TENOHA棟屋上　提供：Kai Nakamura</figcaption></figure><a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2024/001286.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a>

『GREEN AGENDA for BRANZ』が2024年度グッドデザイン・ベスト100を受賞

東急不動産株式会社は、株式会社再生建築研究所と共に、柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合うコンパクトビルシリーズである「COERU（コエル）」シリーズとして、COERU 渋谷道玄坂（2024年６月竣工）、COERU渋谷イースト（2024年10月竣工予定）が広域渋谷圏※1において竣工することを発表した。再生建築の手法を用いた第1弾・第2弾施設として、既存建物を解体することなく、建物を適正化する過程で環境性能の向上や執務環境の改善など、時代に即した機能の更新を行い、バリューアップした。<blockquote>※1 広域渋谷圏とは、東急グループの渋谷まちづくり戦略において定めた、渋谷駅から半径約 2.5km のエリアのことを指します。</blockquote><h3 id="hb79849fef6">再生建築とは</h3>日本における建物の平均寿命は約30年であり、欧米諸国での約100年と比較して著しく短いと言われている。しかし、日本における築30年以上の建物の中には、建築時の基準に沿っているが現在の耐震性能を満たしていない、または時代のニーズに適合していないものの、建物の躯体は良好である場合も多くある。再生建築は、そのような躯体状態が良好な建物について、既存の躯体を活かしながら、新たに自由度の高いデザインや設計を加えることにより、建物に改めて命を吹き込み、不動産価値を最大化させることができる建築手法だ。東急不動産では、環境対応や社会的課題解決の実現として、既存ビルのZEB化を試み※2、国内で課題となっている既存ビルストックの価値向上についてのアプローチを行っている。再生建築でも、当社のリソースを組み合わせて活用することで、「建物としての空間価値の向上」「環境貢献」「まちのにぎわいづくり」をめざし、サステナブルな社会へと貢献していく。<blockquote>※2 <a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/001136.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">「一番町東急ビル」、「恵比寿ビジネスタワー」、「日本橋本町東急ビル」が改修を経てZEB認証を取得</a></blockquote><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/485796006e9744d6b93cf2430a974faa/sub1.png" alt="" width="2357" height="881"></figure><h3 id="hde27f6b8de">各施設概要</h3>（１）COERU渋谷道玄坂（2024年6月竣工）<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/68ee1e9a797c40ac99e3a0fad81d91ac/sub2.png" alt="" width="1842" height="984"></figure>計画の概要　 本施設は渋谷・道玄坂の交差点に位置する築38年の建物で、従前は「カプセルホテル渋谷ビル」という名称で簡易宿泊所として利用されていた。この度の再生建築工事により、現在の規定への適正化や用途変更、設備の更新などを行うことで、オフィス・店舗・サウナ施設として生まれ変わる。用途に合わせた快適性を提供 オフィスフロアは、これまでカプセルホテルとして使われていたため、閉鎖的な空間となっていたが、新たに大きな開口部分を設けサッシを新設し、開放性・採光性のあるオフィス空間を創出した。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/75ab60a93660450e869e76743ffbd3a8/sub7.png" alt="" width="1725" height="735"></figure>また、内装デザインの更新や、空調・照明設備の更新を行うことで、新築と遜色ない機能性や快適性を提供。さらに、地下1階の直通階段部分の適正化により、利用者の避難の観点から安全性を向上させている。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/445eec6e289b4ca7bfe0d307cc206f41/sub4.png" alt="" width="2204" height="1358"></figure>まちのにぎわい創出 １階から３階は従来、地域の方々や渋谷への来訪者に多く利用をされていた3階の既存サウナ設備を生かしながら、株式会社ヒトカラメディアのプロデュースにより、サウナを中心とした新たな施設に生まれ変わった。3階までの名称は「渋谷文化進化」で、「渋谷の滞在に、より自由を」をコンセプトに、「食・泊・整」の3機能をそれぞれのフロアで提供することにより、渋谷での多様な滞在スタイルを提案。週末などに渋谷に遊びに訪れる来街者、国内外の観光客はもちろん、日々渋谷で働く本施設及び近隣のワーカーに対しても、渋谷に滞在する時間をより豊かにするサービスを取り揃えている。3フロアで提供するサービスを全て堪能することはもちろん、１フロアごとのこだわりのサービスをそれぞれ利用することが可能、「渋谷ってやっぱりオモシロいな！」と実感できる機会を提供していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/3472cc8b88a74ec89f2677981786725d/sub5.png" alt="" width="1846" height="829"></figure>また、建物の外観についても、上層部にはサッシを新設し開口部を増加させ、低層部にはサインを設置することで街に開けたデザインへと更新し、意匠としてもまちのにぎわいを創出する。環境負荷軽減 本施設では、既存建物の建て替えをせず、再生建築により有効活用していくことで、既存建物を解体し新たな建物を新築する際と比較して89%のCO2の削減、95%の廃材量削減が可能となる。また、長野県・茅野市にある、東急リゾートタウン蓼科の当社管理森林で生まれた間伐材を活用し、内装家具付きオフィスのフォンブースの机や受付台を製作し、カーペット等にも再生由来の内装材を採用。さらには、当グループの株式会社リエネが提供する「リエネでんき」のサービスによって、当社発電所由来の再生可能エネルギー電力を活用し、入居者に当社が生み出す環境価値の提供を実現する。施設概要 所在地：東京都渋谷区道玄坂1-19-14 建築主：東急不動産株式会社 設計者：株式会社再生建築研究所 施工者：株式会社GOOD PLACE 延床面積：954.01 ㎡　 構造・規模：SRC造・地上10階/地下1階 竣工：1985年（新築時）／2024年（再生建築時） （２）COERU渋谷イースト（2024年10月竣工予定）<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/19fa9965e0184b12a592e18f0a559d23/sub6.png" alt="" width="2102" height="843"></figure>計画の概要 当建物は1972年に共同住宅として新築され、2017年のリニューアル以降も竣工当時の間取りのまま、複数のスタートアップ企業が入居し利用されていた。この度、再生建築を用い、増築による面積の拡大や意匠・設備更新を行うことで、1階は店舗用途、2～5階はオフィス用途の複合ビルとして新たに生まれ変わる。空間快適性を向上 本施設が位置するエリアは、竣工当時から現在までの間に都市計画や用途地域が変更になっており、容積率が緩和された。そこで、建物の前面側へ増築をすることで、未消化となった容積率を有効活用している。また、下階の増築を行い上階を減築をしており、減築の過程で吹き抜けのある開放的な区画や、入居者が利用できるルーフテラスを設置し、従前にはなかった新たな空間を生み出した。更には、既存のバルコニーや外壁を撤去して増築し、ガラスファサードに変更することで、採光に有効な開口面積を拡大し、明るく快適な内部空間も生み出すことができ、外装や内装の意匠の刷新・設備更新と併せて新築建物と遜色のない快適性を提供していく。また、既存建物は旧耐震建築物のため、耐震補強を行う必要性があった。柱巻の耐震補強を採用することで、現行の耐震基準と同等の耐震性能を確保し、安全・安心な建物へと生まれ変わった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/9f5dbf7685104238942cd4bcd2ad292f/sub7.png" alt="" width="1725" height="735"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/38a48f1073164a9f923e2c1fd9d9796d/sub8.png" alt="" width="2222" height="1235"></figure>まちのにぎわい創出 既存建物は共同住宅という性質上、プライベートで閉鎖的な印象をもつ外観だったが、今回の再生建築の手法を用いた工事によって、明るくまちに対して開かれた印象のビルへと生まれ変わった。また、既存の柱位置などを活かしたレイアウトの内装家具付きオフィスとすることで、スタートアップ企業の拠点であった従前の文化を繋ぎ、また新たな企業が入居し成長する場所となることをめざしている。環境負荷軽減 本施設では、既存建物を解体し新たな建物を新築する際と比較して66％のCO2の削減、89％の廃材量削減が可能となった。また、既存建物の解体時に排出されたコンクリート廃材は、6階バルコニーの植栽に一部に活用。その他にも、当社管理森林の間伐材を使用した内装家具付きオフィスの一部家具や、株式会社リエネの再生可能エネルギーを使用するなど、既存資源を有効活用することで、当グループ内での資源循環を実現する。施設概要 所在地：東京都渋谷区渋谷2-6-6 建築主：東急不動産株式会社 設計者：株式会社再生建築研究所 　 施工者：株式会社エフビーエス 延床面積：697.30 ㎡　 構造・規模：RC＋S造・地上6階 竣工：1972年（新築時）2024年（再生時）<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000375.000006953.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a>

再生建築を用いてCOERU 渋谷道玄坂・COERU渋谷イーストを展開、廃棄物を削減しながら既存ビルを生かしたバリューアップ

東急不動産株式会社は、柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合う都市型コンパクトビルとして展開する「COERU（コエル）」シリーズに、「COERU 渋谷道玄坂」、「COERU渋谷公園通り」、「COERU渋谷イースト」、「COERU東新宿」、「COERU渋谷青山通り」の5物件が24年度中に竣工し、新たに加わることを発表した。<h3 id="hb1db9ab753">「COERU」シリーズ概要</h3>COERUとは、資材・資源の再生による環境への配慮（環境先進性）、フレキシブルな場の提供（フレキシブル性）、自然や素材を活かした、「再生」を想起させるデザイン（クリエイティビティ）の3点を軸とした、「RE：PLAY NATURE」をコンセプトとした都市型コンパクトビルシリーズ。「RE：PLAY NATURE」は、３つの軸から連想される「再生」「自然」「自然体、遊び心（フレキシブル性）」をキーワードに、柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合いながら、時代や場所の垣根を越えて様々な拠点で、サステナブルな過ごし方・働き方を提供し続けることを表現する。①環境先進性 COERUシリーズでは、様々な環境負荷軽減の取り組みを行っている。長野県・茅野市にある、東急リゾートタウン蓼科の当社管理森林で生まれた間伐材を、オフィスの机や受付台に使用、また、解体工事の際に排出された瓦礫や廃材を、植栽などで建物内に再利用している。また、東急不動産保有の物件において※１、100％子会社である株式会社リエネを通じて、再生可能エネルギーを利用し、日本初の「RE100」を達成した※２。COERUシリーズにおいても再生可能エネルギーを利用しているほか、一部物件では、株式会社リエネが提供する「リエネでんき」のサービスを活用し、当社発電所由来の再生可能エネルギー電力の利用を通じて、入居者へ環境価値の提供を実現している。<blockquote>※１：RE100達成については<a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2024/001212.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">リリースをご覧ください</a>。RE100 の対象範囲とならない、売却又は取壊し予定案件及び当社がエネルギー管理権限を有しない一部の共同事業案件を除きます。 ※２：RE100 が認めるグリーンガスが国内市場に存在しないため、コジェネレーション自家発電による電力を除きます。なお、東京ガス様が供給するカーボンニュートラルガスを採用することで、脱炭素を実施しております。また、金融機関を除きます。</blockquote>さらに、COERUシリーズでは各物件の状況に合わせ、新築ではない建築手法にも取り組んでおり、計画過程でCO2削減、廃材量削減等の環境貢献を実現している。「COERU渋谷道玄坂」「COERU渋谷イースト」の2物件では、既存の建物を活かしながら、不動産価値を最大化させる「再生建築」という手法を取り入れている。今後も、建物の状態や立地に応じた最適な手法を活用し、まちづくりを行っていく。②フレキシブル性 入居者の多様なライフスタイルやニーズに対応するサービスを提供。オフィス区画では、通常オフィス貸しの仕様のほか、内装家具付きオフィスを導入する物件も展開しており、入居者のニーズに応じて借り方を選択できるフレキシブルなフロアメニューを提供する。また、内装のサポートだけではなく、物件や区画によっては初期費用の減額や柔軟な入退去メニューを提供していく。③クリエイティビティ 5物件の竣工をきっかけとし、COERUシリーズのロゴを刷新。コンセプトである「RE：PLAY NATURE」を体現すべく、「COERU」の文字をくり抜いた図形をシリーズロゴとした。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/10b33ebefa1a4cb08be8755fc4a0168b/sub3.jpg" alt="" width="1232" height="400"><figcaption>施設ロゴ</figcaption></figure>また、施設ごとに個性がそれぞれ異なることから、シリーズロゴを基に施設ごとに異なるロゴを作成した。シリーズロゴの一部分をアレンジすることで、「サステナブル×フレキシブル×クリエイティブ」を兼ね備えた一つのシリーズを表現しながら、それぞれの個性を活用し環境貢献をしていくCOERUのコンセプトを表現したロゴとなっている。COERUシリーズでは、コンセプトをもとに、施設ごとのアイデンティティや遊び心を組み合わせることで、クリエイティビティが溢れるビルを展開していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/da35aa8ca86e413f9012c9fcbc0d2ecb/sub5.png" alt="" width="1175" height="460"></figure><a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2024/001280.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a>

柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合う、都市型コンパクトビル「COERU」が渋谷を中心に5棟竣工

東急不動産株式会社は、<a href="https://shibuya.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ渋谷</a>の3階の一部（約250坪）を、イベントスペースへとリニューアルしたことを発表した。イベント第一弾として、東急不動産も出資し、フォトグラファーYOSIGOによる展覧会「YOSIGO 写真展 Holiday Memories -旅の瞬間-」を2024年10月1日（火）より開催する。なお、本展覧会への事業出資及びイベントスペースの開発は、東急不動産が推進する広域渋谷圏戦略に基づいたコンテンツ事業の一環であり、今後さらに拡大する予定だ。<h3 id="h03c406e504">イベントスペースについて</h3>東急プラザ渋谷（東京都渋谷区）の3階の一部（約250坪）を、イベントスペースにリニューアル。東急不動産は、アートやゲーム、エンターテイメントなどの分野において、企業やクリエイターと協業しイベントを実施するなど、広域渋谷圏のにぎわい創出を推進している。今後、このイベントスペースにおいても、にぎわいとなる多種多様なイベントを開催・発信していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0a45a6bf8db54fc6a71116a27f380153/sub1.png" alt="" width="418" height="273"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/f43949c2366f4f59848afb6cd7731995/sub2.png" alt="" width="420" height="273"></figure><h3 id="h686ff03906">イベント情報</h3>2024年10月1日（火）から12月26日（木）まで、東急プラザ渋谷内のイベントスペースにて展覧会を開催する。展覧会内容 「YOSIGO 写真展 Holiday Memories -旅の瞬間-」では、ツーリズムとレジャーをテーマに、豊かな色彩と幾何学的な構図で世界各地を表現するYOSIGOの作品を紹介。韓国で40万人以上を動員し、大ヒットを記録した五感で体験する展覧会が、日本に初上陸する。また、本展覧会の物販エリアではアンバサダー加藤シゲアキ氏が撮影した作品も、一点展示を予定している。アーティスト紹介 YOSIGO（本名: ホセ・ハビエル・セラーノ）：1981年スペイン・バスク地方サン・セバスティアン生まれの世界的に著名なフォトグラファー。現在はバルセロナ近郊に拠点を置き、コマーシャルフォトグラファーとしてブランドのビジュアルを手掛けている。写真集『Riu Avall』（2015）、『Greetings From』（2017）、『Of The Seas』（2023）を出版し、韓国では2021年と2023年に大規模な写真展を開催、計60万人以上を動員。インスタグラムのフォロワー数は31万人を超える。開催概要 期間: 2024年10月1日（火）～2024年12月26日（木） 場所: 東急プラザ渋谷3階　イベントスペース（東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3 渋谷フクラス内） 開館時間: 11:00～20:00　※金・土・祝前日は21:00まで、最終入場は閉館時間の30分前まで チケット：一般当日券：2,000円 / 前売券：1,800円、 高校生以下 当日券：1,700円 / 前売券：1,500円 主催：YOSIGO 写真展 実行委員会 後援：駐日スペイン大使館、一般財団法人渋谷区観光協会 公式サイト：<a href="https://yosigoexhibit-jpn.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://yosigoexhibit-jpn.com</a>施設概要　 名称：東急プラザ渋谷 所在地：東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3　渋谷フクラス HP：<a href="https://shibuya.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://shibuya.tokyu-plaza.com/</a><a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2024/001277.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a>

世界的なフォトグラファーYOSIGO氏の展覧会実施、東急プラザ渋谷3階にアート展示などを行うイベントスペースがリニューアルオープン

東急不動産ホールディングス株式会社と雨の日を快適にハッピーにする傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupは、8月28日から、渋谷駅半径600m以内の全レンタルスポット（傘立て）で、東急不動産HDが製作したオリジナルの晴雨兼用傘（一級遮光）の本格提供を開始することを発表した。本取り組みは、共同プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」の一環として行われ、記録的な猛暑が多い今夏の「熱中症対策」として、日傘利用を推進する。また、東急不動産が運営する<a href="https://harakado.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>などを筆頭にレンタルスポットの設置が完了し、9月中にはアイカサ初となる街全体でコンビニを超える100か所のレンタルスポットを設置完了する予定だ。<h3 id="h7b4551e256">実施背景 </h3>①今年6月に「傘のいらない街 渋谷」を始動。渋谷区の環境保全と雨の日経済圏の活性化へ。東急不動産HDとアイカサは、渋⾕区、一般財団法人 渋⾕区観光協会の後援のもと、6月19日から、渋⾕駅半径600mにコンビニの店舗数を越える 100箇所以上の傘立て設置を行う「傘のいらない街 渋⾕」を始動。街全体を巻き込みながら、コンビニを超えるインフラとなることで、「使い捨て傘ゼロ」を目指すことはもちろん、環境保全に寄与しながら雨の日の経済圏を活性化し、渋谷エリアの資産価値向上を目指している。参考）<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000036740.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">アイカサ、東急不動産、HD新規プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」を始動 </a><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/2dfadde85dd74cb4a8c4c207e2f12d13/sub3.png" alt="" width="1069" height="900"></figure>  ②全国各地で40℃近い猛暑。熱中症対策として日傘が有効も、男性の日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍（44.6%）に。今年（2024年）の夏は、梅雨明けに「10年に一度レベル」の高温が続き、全国各地で40℃近い猛暑日が相次いでいる。また、梅雨の期間が短く、「熱中症による救急搬送人員」が過去最多の95,137人（※1）となった平成30年（2018年）と気象状況が似ていることから、熱中症対策が重要視されている。熱中症対策には様々な対策があるが、環境省が過去に行った調査（※2）によると、日傘を利用することで「暑さ指数（WBGT）」が1〜3℃程度減少し、熱中症警戒レベルが１段階下がるなどの効果が認められている。また、7月に実施した【夏の日傘需要】に関する調査（※3）では、男性の2人に1人が熱中症対策で「日傘を利用したい」と回答した一方で、「持ち運びの不便さ」「普段の使用機会の少なさ」「価格の高さ」などの理由から、日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍（44.6%）であることが明らかとなった。※1 <a href="https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">令和5年（5月から9月）の熱中症による救急搬送状況</a> ※2 <a href="https://www.env.go.jp/press/106813.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">日傘の活用推進について～夏の熱ストレスに気をつけて！～（環境省）</a> ※3<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000036740.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">【メンズ日傘】男性の2人に1人が、熱中症対策で「日傘を利用したい」と回答。一方、日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍に。</a><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/774357a52fe64d4fbf800e28e17c9a04/sub4.png" alt="" width="778" height="706"></figure><h3 id="hd491e4246b">取り組み概要 </h3>①東急不動産HDオリジナル晴雨兼用傘（一級遮光）を、渋谷区の全スポットで展開。 アイカサと東急不動産HDは、オリジナルの傘を2つ制作した。そのうちの一つである“WE ARE GREEN”の緑がアクセントの晴雨兼用傘は、一級遮光として90%以上を超える遮光率や紫外線遮蔽率であることに加え、男性の日傘需要に対応すべく、女性はもちろん男性にも利用しやすいデザインとなっている。東急不動産HDオリジナル晴雨兼用傘の性能 ・遮光：98%  ・紫外線遮蔽率：98%制作本数  ・900本<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/179436bb251f4f91a04d1ec522874f71/sub5.png" alt="" width="1341" height="874"></figure> ②渋谷駅半径600m以内で、コンビニの店舗数を超える「100か所」のレンタルスポットを9月中に設置予定。 6月19日から「傘のいらない街 渋谷」を開始し、9月中には、渋谷駅半径600m以内でコンビニの店舗数を超える100か所のアイカサスポット（傘立て）を設置完了する予定。 また、東急不動産が運営する<a href="https://harakado.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>などの商業施設には、全22か所にのアイカサスポットを設置完了した。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c511f10728384d55ba2ecb3b233adb27/sub1.jpg" alt="" width="680" height="383"></figure>※「Shibuya Sakura Stage」と「キュープラザ原宿」のみ、9月以降中に設置予定です。 ※その他、設置場所の詳細はアイカサロケーションマップをご覧ください。&lt; <a href="https://www.i-kasa.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">アイカサ アプリダウンロード</a> &gt;<h3 id="hb525187167">ご利用案内</h3>①利用方法<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/7ed1bdba1e374724bc0c1ddd9e5e36cb/sub2.png" alt="" width="1176" height="365"></figure>②利用料金<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/33c76e602c684932b52832d1c66565a0/sub6.png" alt="" width="1225" height="388"></figure><h3 id="h0950a460bc">関係者コメント </h3>●東急不動産ホールディングス㈱　グループサステナビリティ推進部 部長　松本 恵東急グループでは、渋谷駅を中心とした2.5キロ圏内を「広域渋谷圏」と名付けて重点的に事業を推進しています。東急不動産が関与する施設など渋谷全体にアイカサスポットを展開し、傘のシェアリングを進めることで、ビニール傘のポイ捨てを防ぎ、街の景観や環境負荷の低減に効果があると考えています。 今回、2種類のオリジナルデザインの傘をつくりました。当社のスローガンである“WE ARE GREEN” の緑がアクセントの晴雨兼用傘と、鳥や蝶が飛び交う渋谷のエコロジカルネットワークをイメージした透明傘です。雨の日や猛暑の日にも、快適に渋谷の街を楽しんで頂けることを願っています。傘のシェアリングサービス『アイカサ』について『アイカサ』は、“⾬の⽇を快適にハッピーに”と“使い捨て傘をゼロに”をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した⽇本初の本格的な傘のシェアリングサービス。突発的な⾬にもビニール傘をその都度購⼊せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、⾬が⽌めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら⼿ぶらで便利に移動ができるのが特徴。現在は、アプリ登録者数55万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1,600箇所以上に設置している。傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、⼀⼈⼀⼈が過ごしたい今を過ごせるよう「⾬の⽇のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし⼈にも地球にも愛ある社会づくりを構築する。 参照：環境省3R 原単位の算出方法より：<a href="https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf">https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf</a> 『アイカサ』アプリの登録はこちらから：<a href="https://www.i-kasa.com/">https://www.i-kasa.com/</a><a href="https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/others/pdf/2fe8eff2ea0092ea605be0d5d28fa5415706dec7.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産ホールディングス 公式プレスリリース</a>

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