PROJECT LIFE LAND SHIBUYA

VTuberグループ「ホロライブ」のIPと広域渋谷圏がコラボレーション、謎解きイベントを渋谷BEAMで実施

2024.01.31

VTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社と、IPを活用したイベント事業・グッズ事業を手掛ける株式会社イーディスとの共同事業で、秘密結社holoX2周年記念イベント『秘密結社holoX×ドラマチック謎解きゲーム〜秘密結社holoXからの招待状〜迷宮なラビリンスからの脱出』が2023年12月9日から2024年1月8日にかけて、渋谷BEAMで開催された。本記事ではそのイベントの様子をレポートする。

本イベントの会場となったのは、同ビル内にアニメイトやまんだらけ、ヨシモト∞ホールを有する「渋谷BEAM」。4Fに本イベント用に設計された謎解きのスペースが出現した。当施設を運営する東急不動産と、VTuberグループ「ホロライブ」のIPがコラボレーションしたことで実現した。

「ホロライブ」は、カバー株式会社のシステムを活用してYouTubeなどで動画投稿やライブ配信を中心に活動する女性VTuberグループ。ライブ配信での応援やSNSでの交流ができる次世代の二次元アイドルグループであり、精巧な2D・3Dキャラクターモデルを使用した実況・配信を得意としている。

今回の謎解きイベントは、ホロライブから生まれたユニット「holoX(ホロックス)」※の世界観やメンバーの性格や特徴を脱出ゲームに落とし込んだものとなっており、訪れた多くのファンたちがholoXから次々に出題されるバラエティに富んだ謎解きに挑んだ。

※「holoX(ホロックス)」とは:VTuberグループ「ホロライブ」から生まれた新ユニット。今までにない、少しダークな雰囲気を醸し出す謎の組織。「ラプラス・ダークネス」「鷹嶺ルイ」「博衣こより」「沙花叉クロヱ」「風真いろは」の5人が構成メンバー。

参加者は秘密結社holoXからの招待状を受け取り、工夫を凝らした五人五色の「迷宮なラビリンス」から脱出を試みる。この会場でしか聞けないholoXメンバーからのメッセージや、会場限定のドラマチックなストーリーが展開され、謎解きの力量だけではなくどれだけメンバーを熟知しているかも脱出成功の鍵となった。

イベント来場者は1〜4人のチームを組んで謎解きゲームに挑戦。各公演には複数のチームが同時に参加するが、ゲームは各チームごとに取り組む。来場者は本イベントのために書き下ろされた完全オリジナルストーリーの元、それぞれ5名のholoXメンバーのボックスに用意された謎を120分の所要時間の中で順番に解いていった。

本イベントのゲーム制作は、他の体験型謎解きとは一線を画すブランド「ドラマチック謎解きゲーム」を制作運営する「よだかのレコード」が担当。デジタル上に存在するVtuberをリアルイベントに落とし込むという今回の取り組みについて、以下のようにコメントしている。

【よだかのレコード様 コメント】
今回制作する過程で一番こだわった部分は、タレントの皆様の趣味趣向、そして活動への想いを謎に落とし込む所です。またholoXer(秘密結社holoXのファンネーム)の皆様が遊ばれた際に、謎解きゲームの良さをどのように伝えるべきか、 面白くて充実した時間をどのようにお届けするか、そして何よりタレントの皆様の魅力に触れて、更に好きになっていただきたいという一心で臨みました。そのお陰もありholoXerの皆様からは、SNSにて無邪気に遊んでいる姿をご投稿いただいたり、とても面白かったなどご感想を多くいただき、大変嬉しく思っております。holoXの皆様とコラボ出来ました事、非常に光栄に思っております。

また、「holoX(ホロックス)」が所属するVTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社、今回のイベント担当者も以下のようにコメントしている。

【カバー株式会社様 コメント】
今回のイベントを実施するきっかけとなったのは、秘密結社holoXの2つ目の楽曲「迷宮なラビリンス」です。「迷宮」というテーマにちなんで何か企画ができないかと考えた結果、リアルでの謎解きイベントの実施に至りました。holoXの2周年に合わせたイベントでしたが、コンテンツは「迷宮なラビリンス」の世界観にこだわりました。謎解きの流れや空間の装飾、BGMなど楽曲の雰囲気を最大限活かし、オンラインとは違う形でholoXを楽しめるイベントにしました。今回のイベントを通して、楽しんでもらうというのはもちろんですが、「謎解き」というコンテンツ自体にも興味を持ってもらえるといいなと思っています。

今回のイベント会場となった渋谷BEAMを運営する東急不動産は、広域渋谷圏の街そのものを多面的に活用した「都市のメディア化」を目指し、看板やサイネージ等の屋外広告物とイベントスペースを面的に連動させる取り組みを始めている。同じく東急不動産が運営する「渋谷フクラス」のフクラスビジョン(デジタルサイネージ)では、本イベントの告知動画の放映も行われた。

メタバースコンテンツや企業との先進的なコラボレーションの実績を多くもつ渋谷において、今回のVTuberのIPを活用した謎解きイベントは、デジタルとリアルの垣根をさらにシームレスに横断する、新たなエンターテインメントが生まれる可能性を感じるものとなった。

▼イベント情報
実施内容:謎解きイベント及びグッズ販売(EC含む)の実施
開催期間:2023年12月9日(土)〜2024年1月8日(月)※ECでのグッズ販売は2023年12月9日(土)~2024年1月15日(月)
開催場所:渋谷BEAM4階 

PHOTO:Shoichi Fukumori