PROJECT LIFE LAND SHIBUYA

広域渋谷圏でベンチャーの成長を支援、「Shibuya Sakura Stage」にスタートアップ支援区画を開設

2024.02.12

東急不動産株式会社は、2023年11月30日に竣工した「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」にスタートアップの成長を支援する特別なオフィス区画を企画し、開設することを発表した。本区画は内装・家具付および東急不動産が賃料をサポートするだけでなく、入居テナントと東急不動産との事業連携も狙った新しい取り組みであり、スタートアップの事業成長と広域渋谷圏の魅力向上の一翼を担う役割も担っている。

本区画の入居テナント第1号としてFree Standard株式会社の誘致を決定した。Free Standardはブランド主導のリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を提供することで衣料品等の二次流通市場を構築しており、東急不動産が管理運営する商業施設での連携も推進していく予定だ。

スタートアップ支援区画開設の背景と目的

東急不動産は、国内外のスタートアップの集積を通じた広域渋谷圏の価値向上をめざして、4つの活動を様々なパートナーと推進している。①場づくり:スタートアップ向けスモールオフィス「GUILD」の展開や渋谷エリアで最大級のイノベーション創出の場となる「(仮称)Shibuya Deep-tech Accelerator」の開設、②資金提供:東急不動産ホールディングスより出資するCVCファンドからスタートアップへの投資やVCへのLP出資、③産官学連携:東京都や渋谷区、各大学との連携、④グローバル化:シリコンバレーを拠点とする「Plug and Play JAPAN株式会社」との共創などの取り組みを行っている。

スタートアップの中には新しいオフィスの選定および内装検討のために必要な時間やオフィス構築に要するコストや時間の捻出が難しい企業も多くある。それらの課題を解決するため、渋谷サクラステージにて、東急不動産が賃料をサポートするオフィス区画を特別に提供することで、入居テナントは資金を本業への投資に回すことができ、また渋谷駅隣接という一等地にオフィスを構えることで採用活動においてもメリットを生み出すことが可能になる。

この取り組みをきっかけに、入居テナントと東急不動産にて事業連携を行うとともに、広域渋谷圏の魅力向上を一層加速させていく。

本区画の特色

本区画を企画した狙いは「スタートアップの成長支援」と「東急不動産との事業連携創出」。貸室には会議室や什器等を東急不動産にて整備し、また東急不動産が特別に賃料をサポートするだけでなく、各種費用も無償とすることでテナントの移転コストやランニングコストを圧縮する。 選定にあたっては、本区画に興味を持った企業が東急不動産との事業連携案や広域渋谷圏の魅力向上策を提案。提案された事業連携の内容は大きな評価ポイントの一つとして、最終的に1社を選定した。契約期間を最長2年間としているため、成長を加速させたスタートアップが、本区画から続々と次のステージに羽ばたいていく土壌をつくる。

<区画概要>
場所:渋谷サクラステージ セントラルビル(所在:東京都渋谷区桜丘町1番2号)
開設時期:2024年2月(予定)
床面積:約60坪

▶主なサービス
・内装・家具付き(受付・会議室・什器等)、無線Wi-Fiや複合機を実装
・東急不動産が賃料サポート
・諸費用無料(電気代、室内清掃費、廃棄物処理費、引越費用等)
・敷金0円(保証会社利用)
・3ヶ月前予告により解約可能

<選定方法>
検討企業より、財務諸表や事業計画書、東急不動産との事業連携に関する提案資料をご提出してもらい、今後の成長性、東急不動産との事業親和性、広域渋谷圏の価値向上に寄与するかという点を重要な評価項目とし、1社選定する。

東急不動産公式プレスリリース