東急不動産株式会社は、柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合う都市型コンパクトビルとして展開する「COERU(コエル)」シリーズに、「COERU 渋谷道玄坂」、「COERU渋谷公園通り」、「COERU渋谷イースト」、「COERU東新宿」、「COERU渋谷青山通り」の5物件が24年度中に竣工し、新たに加わることを発表した。
「COERU」シリーズ概要
COERUとは、資材・資源の再生による環境への配慮(環境先進性)、フレキシブルな場の提供(フレキシブル性)、自然や素材を活かした、「再生」を想起させるデザイン(クリエイティビティ)の3点を軸とした、「RE:PLAY NATURE」をコンセプトとした都市型コンパクトビルシリーズ。「RE:PLAY NATURE」は、3つの軸から連想される「再生」「自然」「自然体、遊び心(フレキシブル性)」をキーワードに、柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合いながら、時代や場所の垣根を越えて様々な拠点で、サステナブルな過ごし方・働き方を提供し続けることを表現する。
①環境先進性
COERUシリーズでは、様々な環境負荷軽減の取り組みを行っている。長野県・茅野市にある、東急リゾートタウン蓼科の当社管理森林で生まれた間伐材を、オフィスの机や受付台に使用、また、解体工事の際に排出された瓦礫や廃材を、植栽などで建物内に再利用している。
また、東急不動産保有の物件において※1、100%子会社である株式会社リエネを通じて、再生可能エネルギーを利用し、日本初の「RE100」を達成した※2。COERUシリーズにおいても再生可能エネルギーを利用しているほか、一部物件では、株式会社リエネが提供する「リエネでんき」のサービスを活用し、当社発電所由来の再生可能エネルギー電力の利用を通じて、入居者へ環境価値の提供を実現している。
※1:RE100達成についてはリリースをご覧ください。RE100 の対象範囲とならない、売却又は取壊し予定案件及び当社がエネルギー管理権限を有しない一部の共同事業案件を除きます。
※2:RE100 が認めるグリーンガスが国内市場に存在しないため、コジェネレーション自家発電による電力を除きます。なお、東京ガス様が供給するカーボンニュートラルガスを採用することで、脱炭素を実施しております。また、金融機関を除きます。
さらに、COERUシリーズでは各物件の状況に合わせ、新築ではない建築手法にも取り組んでおり、計画過程でCO2削減、廃材量削減等の環境貢献を実現している。「COERU渋谷道玄坂」「COERU渋谷イースト」の2物件では、既存の建物を活かしながら、不動産価値を最大化させる「再生建築」という手法を取り入れている。今後も、建物の状態や立地に応じた最適な手法を活用し、まちづくりを行っていく。
②フレキシブル性
入居者の多様なライフスタイルやニーズに対応するサービスを提供。オフィス区画では、通常オフィス貸しの仕様のほか、内装家具付きオフィスを導入する物件も展開しており、入居者のニーズに応じて借り方を選択できるフレキシブルなフロアメニューを提供する。また、内装のサポートだけではなく、物件や区画によっては初期費用の減額や柔軟な入退去メニューを提供していく。
③クリエイティビティ
5物件の竣工をきっかけとし、COERUシリーズのロゴを刷新。コンセプトである「RE:PLAY NATURE」を体現すべく、「COERU」の文字をくり抜いた図形をシリーズロゴとした。
また、施設ごとに個性がそれぞれ異なることから、シリーズロゴを基に施設ごとに異なるロゴを作成した。シリーズロゴの一部分をアレンジすることで、「サステナブル×フレキシブル×クリエイティブ」を兼ね備えた一つのシリーズを表現しながら、それぞれの個性を活用し環境貢献をしていくCOERUのコンセプトを表現したロゴとなっている。COERUシリーズでは、コンセプトをもとに、施設ごとのアイデンティティや遊び心を組み合わせることで、クリエイティビティが溢れるビルを展開していく。